アトランティス

自分の路をたどります

天界



ふと、キッチンでラーメンのお湯を茹でているとき、「わたしの部屋って、天国みたいじゃね?」と思った。

天国のような雰囲気だと感じた。

天国には、食べ物もあったし、ブスな友達もいた。

外人もいたし、個人的には、中国人との出会いがいい思い出だ。

いちばん親しい友達との集合場所は、外人のお爺ちゃんの居るログハウスお庭にある、ロッキングチェアだった。

いや、いま思い出したのだが、ロッキングチェアは最初外には1つしかなかった。

私が部屋から勝手に外に運び出したのだった。

お爺ちゃんに許可なくそこに集まっていた気がする。

お爺ちゃんは、私たちに対して諦めていた。

わたしはお爺ちゃんと親しくはなかったが、ロッキングチェアとの出会いに深く感動していた。

そこに、日本茶を持ち込んで、ログハウスでロッキングチェアと日本茶という、へんな組み合わせで楽しんでいた。

楽しむ側としても、「これはどうなんだ?」という疑問はあったが、楽しかったし、悠々と話ができた。

わたしの基盤は、天界なのだと、気付いた。

いまからわたしは、ラーメンを食べる。

天界でも、目新しい食べ物があれば、みんな集まってわいわいしていた。

だが、わたしはあまり食べることが好きではなかった。

食べると、とてもだるくなって、眠たくなるから。

天界のブスな友達(男性)が一度、かなりたくさんの量をバカ食いして、2、3日眠り続けていた。

いつも人が集まる場所を見ると、100%そこにブスが居て呆れていたのだが、

しばらく見かけなかった。

すると、彼は何事もなかったかのように、昼間に目覚めて、走ってみんなのもとへ向かっていき、また何事も無かったかのように遊びはじめた。

食べることはただの娯楽だった。

現代では、食べなければ生きられないというような風潮があるが、わたしたちは食べ物によって生かされているとは思えない。

わたしもしょっちゅう、食べ物をたべるけれど、全く食べなかったあの頃が懐かしい。

食べるなど、かなり暇でなければしなかった。

それほど、楽しいことに溢れていた。

きっと、そのように生きれば、地上が天国になるに違いない、と思った。

天国と地上に違いがあるという思い込みが、これから少しずつ、消えてゆくのかもしれない。









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