アトランティス

自分の路をたどります

ミュシャの描いた目



録画にミュシャの特番が写っていた。

ミュシャの絵が好きな多部未華子が、ミュシャの絵を観に行っていた。

ミュシャチェコ生まれで、パリに出て活躍した。

その後チェコに帰り、チェコのために絵を描いた。

パリ時代に描いていた絵は夢のような美しい絵ばかりだったが、チェコに帰ってからは戦いの歴史も描いた。

その絵のなかに、こちらを地獄のような目で見てくる人を描いていた。

私は、それを直視できず、どうしてもそらしてしまう。

自分で、なぜだ?と思い、思い切って凝視してみた。

すると、悪魔の姿が見えた。

それは、今日初めて見た顔ではなく、たまに浮かぶものだった。

私はいつも、それが浮かぶとその悪魔から目をそむけていた事に気が付いた。

よく見てみると、小さな体で、壁に×の形で縛り付けられてこちらに向かって吠え続けていた。

なんだ、この子も被害者か...とただ見つめて思ったとき、なんだ、怖いものじゃなかったと、思った。

その時、何かが私の体から抜けて、上へと上がった感じがした。

心の目ですべてを見ることが出来たら、どんなに素晴らしい人生になるだろうか。








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