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アトランティス

自分の路をたどります

一目惚れした話





数年前に、一目惚れをした。

時間の流れがわからないのだが、私の予想では2年前くらいではないかと思われる。

近所のショッピングモールの本屋で、レジに並んだ時だった。

私はあの時期、神話に出てくるスサノオのことばかり考えていた。

寝ても覚めてもスサノオで、仕事中も出勤途中もずっと考えていた。

私の中ではスサノオは、とても強引であまり頭がいい感じはしないが、豪快で爽快で、とても人情味のある、どうしようもないが「愛すべき神」だと、勝手に思っている。

どうしようもなくても、なんだかいつでもそのエネルギーは、かっこいいのだ。

そして、そのイメージはクンルンのKan.さんそのもので、私はKan.さんとスサノオを勝手に重ねて、憧れを抱いていた。

Kan.さんのエネルギーも、スサノオのエネルギーも、今世のわたしの肉体には無いもので、

無いものにはやはりどうしても憧れる。

わたしもあんな体型になりたーい!と、まるでヒーローに憧れる子供のように、本気でそう思っていた時だった。

私は本屋で、スサノオの事を考えながら、どうやったら私はあのエネルギーを所有できるだろうか?と考えていた。

その時買う本を決めて、50m程先にあるレジを見たその時、

なんと、レジの最後尾にめちゃめちゃ恰幅の良いまるで神のような人が並んでいるではないですか..!!!!

私はその体型のあまりの美しさに、目を見開いた。

なんでこの人はこんなにも完璧な体型をしているんだろうか?!

なんでこんなにかっこいいんだろう?!

こんな人間が世の中に存在しているものなのか!?!?

私の目はキラキラして、その人の後ろにそのまま歩いてたどり着き、並んだその瞬間、

その人の肉体の周囲のエネルギー内に入ったその時、めちゃめちゃ驚いた!

なんと、その人の周りにはまるでこんこんと湧き上がる泉のように、なんともかっこよ過ぎるエネルギーが満ち満ちて動いていた。

仕事で疲れた私のエネルギーが、ぐんぐん回復していくのであった。

私が生きるために必要なのはこのエネルギーなのか!!?と、気付かされた。

私はまるでキラッキラの清々しい温泉に入ったかのような感覚になり、どうしてこんなエネルギーを放てるんだ!???

と、かなりの疑問と希望を抱いた。

私は顔も見ていないその人のことが大好きになり、めちゃめちゃ質問したいことが湧き出てきた。

「普段何を食べたらそんなエネルギーが出せるんですか?」

「何か運動とか、気功とか、されてますか?」

「家族仲が良いからそんなエネルギーになるんですか?」

などなど、その人がレジに持って並んだ小さな文庫本にヒントがあるのでは?!と題名を覗き込むくらいに、

私はわくわくしていた。

本の題名は、字が小さくてわからなかった。

そして、私が後ろから本を覗いたりして異様なエネルギーを放っていたからか、彼のエネルギーが少し動揺した感じになった。

私はやっべ!気づかれた!!と思い、それからはおとなしくずっとその完璧な細胞を観察していた。

とっっっても美しかったのだ。

私は、じぶんの変態行為に反省しつつ、いやけれどもこれはまたとない事だし仕方がない!とも思いつつ、観察し続けた。

そうこうしている間に、レジの順番が来た。

私は会計のやりとりをしながら、

世の中には素晴らしい人間がいるんだなー!

あんなのは初めて観たなー!すごいなー!

なんて考えながら、もうその時には相手のエネルギーを吸ってしまったのか、私は元気もりもりで満面の笑みになっていた。

そして、神の体型をした彼は隣の隣でお金を払っており、横でお金を払う私の顔を見ていたが、(やはり気づかれていた)

私はすでに過去の素晴らしき体験として余韻にどっぷり浸っていたため、気にもとめなかった。

お会計を終えて、我にかえった私は、急いで彼の姿をさがし、再び帰っていく彼の素晴らしき後ろ姿を観察していた。

私はまるで変態だなーと自覚しつつ、もう見られないからとしっかり目に焼き付けるつもりで見ていた。

そして、一緒に居た妹に報告した。

「とてつもないイケメンが居たよ!」と。

「あの人だよ!あの人!かっこいいー!」と、こっそり言っていたら、

彼は立ち止まり、ぐるっと180度振り返った。





私は瞬時に、自分の変態的行為を一気に自覚し、やっべ!!!!!と思い、逃げた。笑

恰幅の良い人だったので、殴られたらどうしよう、私はひとたまりもないと本気で思ったのだった。


よって、私は彼の顔を一度も見ず、ただただ、あのエネルギーと体型に目がキラキラになったのだった。

なれるものならなりたい、あの体型に、、!!!

と、今でも日々思う。

私は今世、華奢な体型なので、どうしても頑丈な体型に憧れる。


あの完璧な体型と、他にないあのエネルギー、顔は見てないが、あのエネルギーは一瞬で見分けられる自信がある!

次に街で見かけたら、絶対に声をかけたい!

いや、せめて顔だけでも見てどんな人物なのか観察してみたい!!

などと、未だに思っているのであった。


ほんとうに、世の中にあんな素晴らしいエネルギーを保持した人間が居るなんて、知らなかった。

私はその体験で、天国で遊んでもらった大きなおじさんを思い出したのだった。

とっても大きくて、楽しい人で、いつもよじ登らせてくれて一緒に遊んでくれたおじさん、まるで巨大なKan.さんみたいなおじさんが、すごく懐かしく思えた。











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