アトランティス

自分の路をたどります

懐かしの天草






TVをつけると、天草の海が映っていた。

天草には並々ならぬ懐かしさがあり、

「天草」という文字にも、愛着がある。

だから、「天草四郎」なんて、無条件に好きだ。

私は、現実の世界ではどこだかわからない、過去に自分の死んだ場所を探している。

記憶では、私が定年になり、旅行をしている最中に偶然その場所に行っていた。

その時の私は太っていて、身長も今より小さいから、今世ではそういう展開にはならなさそうだ。

その人が定年になり着ていた白いアウターと、私が最近買った白いアウターがすごく似ている

私は好きなようにその時期を選べるようになっているということだ。

過去の私は、一生懸命働いた。

私欲はそっちのけで、家族のために働いた。

あんまりかっこよくない旦那さんと、観光地での売店のような、食べ物を売るお店で働いていた。

それなりに美人ではない自分と、2人くらい子供を産み、男の子たちは育ち、大人になり、お店は子供達に任せて旅行に行ったのだった。

今世の私はそこまで真面目に働くことはないから、前回よりも少し、自由なのかもしれない。

今世の私は、自分の事ばかり考える性格だけれど、彼女は暖かみの中で、人情のなかで生きていた。

よく動く人で、よく笑い、たまに泣いたりしていた。

けれど、息子たちは優しい大人になり、みんな仲が良かった。

私はまるで、彼女の守護霊だったかのような感情を持っている。

彼女は、心のどこかでいつも、切なさを感じていた。

人も、自分も、よくわからないままただ生きて、死んでゆくその当たり前が、なんだか切なかった。

自分が死んでゆくその時も、切ない気持ちがあった。

今世の私は、そういった事から更に進歩するため、この現実を選んで生きているわけだ。

私が手に入れたかったもの、それを今世の私は持っているのだと、彼女を見て知るのであった。













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